2007年5月14日月曜日

[転載] 学習会(6月24日)のお知らせです。/斎藤正樹

斉藤はんからのお知らせ

みなさんお元気でしょうか。ウトロの斎藤です。 学習会(6月24日)のお知らせです。

 ウトロ集落は長年、強制立ち退きに苦しんできました。最近は韓国政府から支援の動きがあり(韓国国会で審議中)、これに連動して「日本政府、地方自治体も何とかしろ」という運動を、住民は行なっています。 しかし、問題は金銭だけでなく(これも重要ですが)、住民コミュニティの維持再生、周囲との共生です。韓国にも社会的に排除された地域があり、ここのコミュニティ・ワーク活動と連携したいと考えています。  私が参加する日本居住福祉学会は中国・韓国の学会と連携しており、今年10月にソウルで国際居住問題会議が予定されています。それに参加するプレ企画をかねて、ウトロで下記の集会を持ちます。みなさんの参加を呼びかけます。  ソウルにある不良住宅密集地域は、チョッパン(韓国語で「狭い部屋」の意味。非合法簡易宿泊所)と呼ばれています。日本語では「ドヤ」が近いでしょうか。その一つは、パゴダ公園の裏側にあります。写真で見ると中は迷路のようです。ウトロより都市の中にあるので川崎市の池上町が近いでしょうか。 今回はウトロなど在日集落とも比較して、人間が生きるための居住の権利について、共に考えたいと思います。ウトロは梅雨時期になると、周辺の公共水路があふれ、すぐに床下浸水をします。いつも同じ家です。小雨でもフィールドワークをします。私がご案内します
企画内容

日本・中国・韓国居住問題国際会議(2007・10、ソウル)参加プレ企画。 学習会「ウトロ地域のまちづくりと社会的排除(差別)」

日時  6月24日(日)午後1時から5時 場所  京都府宇治市伊勢田町ウトロ(会場 京都府城南勤労者福祉会館3F。0774-46-0780)(京都駅から近鉄で20分、伊勢田駅より西にまっすぐ徒歩8分、看板左折すぐ) 主催  ウトロ町内会・ウトロを守る会 参加費 500円 ウトロとは地名です。在日韓国・朝鮮人60世帯、200人が住んでいます。戦時中の京都飛行場建設工事に半強制的に動員された朝鮮人労働者の飯場跡です。2000年の強制立ち退きを命じる(最高裁)司法決定後も、住民はそのまま住み続けています。周囲の日本人と共生してこの土地で安心して暮らしたいと願い、住民は新たなまちづくりを計画して、日本政府や地方自治体に要望しています。韓国からも支援の声が届いています。しかし、日本社会の見えない壁(社会的排除)の前に、住民の願いは阻まれたままです。 報告1 全泓奎(ジョン・ホンギュ)さん(日本福祉大学COE主任研究員。同大学院国際社会開発研究科非常勤講師、工学博士) 「韓国の条件不利地域における社会的排除と居住福祉」 報告2 本岡拓哉さん(日本学術振興会特別研究員、大阪市立大学大学院、地理学専攻) 「戦後、在日朝鮮人集落の形成と解体、そして地域再生にむけて」 報告3 鄭弼溶(チョン・ピリョン)さん(神戸大学大学院、建築学専攻) 「ウトロのまち、再生プラン案」 挨拶、経過報告と討論  ウトロ町内会、守る会。 集会後日没まで、ウトロ地域内のフィールドワーク、住民との交流会を予定しています。小雨決行。参加費実費。 連絡先 ウトロ町内会・ウトロを守る会(FAX 0774-44-8500) (コーディネイター 斎藤正樹まで masaki-saitou1021@lemon.plala.or.jp) ------- 斎藤正樹

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントありがとうございます。

手作業でコメントの承認をいたしますので、ブログへの反映に時間がかかるかもしれませんが、よろしくお願いします。
/青ひょん