2008年5月28日水曜日

[news] 東九条、大津で公営住宅など視察/城南新報

あぁ、行きたかった。
少しは絵が描けてきたのでしょうか!? (だれが^^;?)

-----

城南新報 2008.05.27

東九条、大津で公営住宅など視察
複合的施設の現状学ぶ
ウトロ住民、「まちづくり」への一歩



在日コリアンが多く暮らす宇治市伊勢田町ウトロ地区の住民たちが25日、滋賀県大津市と京都府南区東九条にある高齢者福祉施設併設「公営住宅」を訪れ、住民が共生する複合型施設の現状や地域コミュニティを学んだ。「モデルケース」としている2施設の視察を通じ、新たなウトロのまちづくりを思い描いた。

ウトロ町内会(金教一会長)は、まちづくり計画の重要項目の一つとして、高齢者が入居できる公営住宅の建設を掲げている。高齢者福祉施設が併設された公営住宅の利点を学び、将来のまちづくりの参考にしようと、同町内会が主催し、住民ら約50人が参加した。東九条地区の公営住宅への視察は、06年に続き2回目。

この日一行は、滋賀県大津市になる穴太団地の「唐崎デイサービスセンター」と、東九条市営住宅の「東九条のぞみの園」に足を運んだ。このうち、東九条地区にある東九条市営住宅(79戸)は、1階にショートステイやデイサービス、相談コーナーなどを兼ね備えた総合福祉施設「東九条のぞみの園」、2階から6階にはシルバーハウジング30戸を含むマンションタイプの同市営住宅が合築された複合施設。在日コリアンが多い同地区では1980年代末に地上げが横行し、居住権確保に向けて住民たちが京都市と交渉を重ねて公営住宅建設に結びついた経緯、福祉サービスの利用状況などを施設職員が説明し、「(介護保険の限界は)地域の力と施設の力を合わせてどのようにすればよいか考え、取り組むことが大切」などとネットワークづくりをアドバイスした。

このほか、園内の機能回復訓練室や浴室、市営住宅にある中庭の見学もあり、地域と一体になってコミュニティを築く福祉施設の利点に、参加者たちは熱心に見入っていた。

同町内会の厳明夫副会長は「公共福祉がどのようなものか実際に見て、学ぶことで、住民に将来どのような施設を作りたいか、という抱負が具体化できた。今後の事業展開に生かしたい」と話した。

ウトロ地区の土地問題では昨年、地権者と住民側でちくの東半分約1万500平方メートルを売買する契約が締結され、解決への光が差し込んだ。また、昨年末には国、京都府、宇治市の三者で構成する「ウトロ築住環境改善検討委員会」が発足、今年2月末には同協議会による初の実態調査も行なわれ、新たなまちづくりに向けて住民たちの機運が盛り上がっている。

2008年5月27日火曜日

[news] 63年目の「戦後処理」 伊丹・中村地区/神戸新聞NEWS

「「中村」の名を外すことに住民の抵抗がなかったわけではない。「存在したことすら忘れ去られてしまうのではないか…」」

という部分に、グッとくるものがあります。事情をよく知るわけではないので、ようやったなぁ、、と。

-----

63年目の「戦後処理」 伊丹・中村地区/神戸新聞NEWS



http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200805sengo/01.shtml
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200805sengo/02.shtml
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200805sengo/03.shtml

「(下)再出発新しいまちに希望託し」より部分引用↓

市営住宅二棟全九十五戸への入居と、三十六事業所の大半が移転したのを受け今年四月、新しい自治会が発足した。「市営桑津住宅自治会」。空港レーダーサイト用地転用に伴う新たな地名「伊丹市桑津四丁目」にちなみ、中村地区自治会から衣替えした。

 「中村」の名を外すことに住民の抵抗がなかったわけではない。「存在したことすら忘れ去られてしまうのではないか…」。戦後のほとんどをこの集落で過ごした自治会長朱宗燮(チュチョンソプ)さん(69)は、複雑な心境をのぞかせる。

 レーダーサイト跡地への集団移転計画が持ち上がってから半年が経過した二〇〇二年四月ごろ、旧中村地区自治会が約百六十世帯と約五十事業所を対象に、移転の賛否を問うアンケートを行った。住民には長年暮らした「第二のふるさと」から離れがたいとの思いもあったというが、賛成は八割を占めた。

 その背景には、建物補償の方針が伝えられていたほか、「ウトロ訴訟の影響もあった」(住民の男性)という。

 京都府宇治市にあるウトロ地区は中村と同様、戦時中、軍用の飛行場建設に携わった朝鮮人が住んだのを機に戦後、在日コリアンらが定住。訴訟は土地を所有する不動産会社が立ち退きを求め起こし、二〇〇〇年十一月、住民側の敗訴が確定していた。

 その後、日韓の支援組織の働き掛けで住民土地の半分を購入することになり、韓国政府も資金援助を決めたが、裁判結果は中村の住民らの決断を促した。「高齢者などが路頭に迷うことになりかねない、強制的な立ち退きだけは避けたかった」

2008年5月21日水曜日

[まちづくり] 見学会とWSのお知らせ

守る会より、見学会とWSのお知らせ
直前過ぎて、、予定たたん。参加できん (つд`)

-----



ウトロ町内会の学習行動に一緒に、参加しませんか?

ウトロ住民は国土交通省住宅整備室から紹介された「住環境整備事業の実施例」を近隣各地に、集団で見学することで、新しいまちづくりのイメージを多くの住民が共有する作業をしています。(エンパワーメント)。

5月25日(日)、ウトロ町内会はバス1台(40人)で大津市唐崎団地と京都市南区東九条「のぞみの園」を見学します。

朝9時半 ウトロの南隣り、京都府城南勤労者福祉会館の前に集合。

10時、出発。 11時から0時半ごろ 大津市唐崎団地(市営住宅の立替、デイサービスセンター)の見学(場所はJR唐崎駅から西にすぐ。徒歩2分)。
2時ごろから4時 京都市南区東九条「のぞみの園」(1階、特養老人ホーム。2階以上は市営住宅)の見学。車中で説明・感想出し合い。
5時ごろ、ウトロに帰る。

参加希望者は大津市唐崎団地に直接きてください。(集合場所はJR唐崎駅出口に11時。湖西線京都駅発10時41分、唐崎駅着11時が便利です。)

ウトロ住民と守る会は、

(1)みんなが暮らせる公的住宅と高齢者福祉
(2)ウトロ・在日の歴史を継承する歴史記念館(仮称)
(3)そして、 多くの周辺市民に開かれた地域コミュニティセンターの建設

この3点がまちづくりの目標としています。

また、周辺の宇治市民を主な対象としたウトロ現地案内をします。次回は5月31日(土)午前10時から12時。集合場所は、「ウトロ広場」です。近鉄伊勢田駅から西にまっすぐ徒歩8分。伊勢田建設の事務所を過ぎて左側に、ウトロの絵看板、ここを南(左)にまがってすぐ。