2010年4月18日日曜日

冬柴国土交通省大臣会見2007年11月20日

冬柴大臣会見要旨(平成19年11月20日)





平成19年11月20日(火)
9:32~9:58
国土交通省会見室
冬柴鐵三

(問) 関西のウトロ地区についてですが、韓国政府も支援を検討しているということです。本日、京都府から陳情に来ると思いますが、ざっくばらんとしたご所感をいただけますでしょうか。

(答) 戦中、昭和16、17年頃、国家総動員法や徴用令で大阪伊丹空港を軍用空港にするために拡げるときに、中村地区にそのような人たちをたくさん徴用し、作業に従事させました。中村地区に飯場を作り、その人たちに住んでいただいきました。それが今日まで解決できなかったという事例があります。ウトロも全く同じことです。京都に飛行場を作るために来てもらいました。現実には作れなかったのですが。ウトロ地域にそのような人たちの飯場を作り、住んでもらいました。このようなことが戦後そのままになっていて、今日まで来ています。ウトロについては、土地の所有権を巡り裁判でずっと争いがあり、つい最近最高裁で所有権が確定しました。その上に住んでいる人たちは家屋収去、土地明渡しの強制執行を受ける可能性があるという状況になりました。私は、公権力によって連れてこられたような人たちに定住の土地として与えられた土地について、そのようなことが起こるのであれば、我々が解決しなければならないと思いました。みんなで力を合わせて解決していくべき事案ではないかと思います。中村地区はこのような地でしたので、空港騒音対策ということで地域としての措置を取り、市営住宅等を建て、そこに居住するということとになりました。中村地区の方は大変喜んでいます。ウトロの方もそれを見て、「我々としてもそうして欲しい。」と強く望んでいらっしゃることから、今、京都府、宇治市、そして国がどう対応していくか協議を重ねています。ただ、土地の所有権については私所有になったので、韓国政府が国会の決議を経て、相当なお金を出し、半分を買い取るに足りるか少し足りないかぐらいのお金を拠出してくれることになりました。急遽そのような土地に公営住宅を建て、ウトロの人たちが居住することができるのではないかと関係者が努力しているのが現状です。

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そうそう、忘れてた。大臣の会見要旨とかはアップされてるんだったね。
2年半前になるのか。”状況”が大きく動きました。