2007年12月29日土曜日

[news] 韓国国会、ウトロ支援予算案可決

「韓国が強い風を起こしてくれた。大変感謝している。ウトロのまちづくりの大きな力になる。これから住民も血も涙も出し、力を合わせてやっていきたい」
年内に決まりましたね!すごい。がんばれ。

-----

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007122801000612.html
CHUNICHI Web

3億6000万円の援助決定 京都ウトロ地区問題で韓国


2007年12月28日 22時13分
 【ソウル28日共同】京都府宇治市のウトロ地区で在日韓国・朝鮮人の住民が立ち退きを迫られた問題に絡み、韓国国会は28日、本会議を開き、土地買収などの支援として30億ウォン(約3億6000万円)の拠出を盛り込んだ2008年予算案を可決した。支出は08年1月から可能になる。

 韓国外交通商省によると、韓国政府が海外同胞の生活支援の一環として不動産購入資金を援助するのは前例がない。

 ウトロ問題では、土地を所有する不動産会社が9月、地域の土地約1万500平方メートルを住民側に5億円で売却することで合意。韓国の支援組織が約5億ウォンの募金を集めたほか、日本でも住民側に4000万円の寄付が寄せられ、韓国政府の支援確定で資金のめどがほぼついた。

 韓国政府は長年、他の地域に住む同胞への支援との均衡が取れないとして、資金拠出に消極的な態度を取ってきた。

----

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007122800160&genre=C4&area=K20
Kyoto Shimbun 2007年12月28日(金)

韓国の支援予算案可決に感激
宇治・ウトロ地区



 韓国政府の支援金を盛り込んだ予算案が国会で正式に可決されたことを受け、ウトロ町内会の金教一会長は28日夜、京都府宇治市伊勢田町ウトロ地区で喜びを語った。

 午後10時前、韓国内の支援団体「ウトロ国際対策会議」から国際電話で連絡を受けた金会長は、「カムサハムニダ」(ありがとう)を4回繰り返して感激の様子。「韓国が強い風を起こしてくれた。大変感謝している。ウトロのまちづくりの大きな力になる。これから住民も血も涙も出し、力を合わせてやっていきたい」と話し、支援金と合わせた購入費の確保に全力を挙げる決意を示した。

  -----

http://www.asahi.com/international/update/1228/OSK200712280124.html
asahi.com

ウトロ支援盛り込んだ予算案、韓国国会が可決



2007年12月28日23時59分

 立ち退きを迫られた京都府宇治市のウトロ地区の在日韓国・朝鮮人らが地権者から土地を買い取る問題で、支援金30億ウォン(約3億8000万円)を盛り込んだ韓国政府の08年度予算案が28日、韓国国会の本会議で可決され、成立した。

 住民らがつくる中間法人は10月、地権者の西日本殖産(大阪市)から地区の東半分(約1万500平方メートル)を5億円で買収する契約を結んでいる。ウトロ町内会の金教一(キム・キョウイル)会長は「立ち退きで路頭に迷う危機が回避され、韓国政府に感謝したい。不足分は募金を募るとともに住民が資金を出すなど努力を続けたい」と話した。

2007年12月28日金曜日

[news] 「退去反対」の看板撤去 新たなまちづくり決意/京都新聞

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007122300105&genre=C4&area=K20
京都新聞 電子版

「退去反対」の看板撤去
宇治ウトロ地区 新たなまちづくり決意



(写真)ウトロ地区の入り口に掲げられていた看板を取り外すウトロを守る会のメンバーら(宇治市伊勢田町)

 在日韓国・朝鮮人が多く住む京都府宇治市伊勢田町のウトロ地区で23日、土地所有をめぐる係争で設置されていた「強制執行反対」などと書かれた看板の撤去作業が行われた。町内会のメンバーらが地区内の看板を次々に取り外し、新たなまちづくりへの決意を新たにした。

 看板は、1989年に住民の立ち退きを求めた訴訟の開始直後から設けられ、ウトロで暮らしたいという住民の思いを込めた地区のシンボルとなっていた。今年10月に地区東半分の土地売買契約がまとまり、土地問題に一定の区切りがついたため、町内会やウトロを守る会などが看板の撤去を決めた。

 この日は、約30人が出て、地区内に掲げられた約40枚の看板のうち、日本語やハングルで書かれた約30枚を取り外した。地区北側入り口の看板には、白いトタンを張り付け、年明けにも新たなまちづくりへ向けた住民や支援者らの思いを書き込むという。

 町内会の金教一(キムキョンイル)会長は「大勢の人たちのおかげでこの日を迎えられ、本当にうれしい。だが、これから大きな仕事が待っている。新たな気持ちでまちづくりに取り組んでいきたい」と笑顔で話した。


-----

自分たちの手で、古い看板を撤去できて良かったねぇ!

2007年12月21日金曜日

[news] ウトロ地区の実態調査へ/京都新聞

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007122100006&genre=A2&area=K20

ウトロ地区の実態調査へ
住環境対策協、地元要望の把握図る



Kyoto Shimbun 2007年12月21日(金)

 京都府宇治市伊勢田町ウトロ地区の土地問題で、国土交通省と京都府、宇治市で生活環境改善などを協議する「ウトロ地区住環境対策検討協議会」は20日、幹事会を京都市上京区の府庁で開いた。今後、早期に地元住民の意向を聞き、実態を調査する方針を確認した。

 同地区は戦時中の飛行場建設に起因し、在日韓国・朝鮮人が多く居住。土地問題から住環境整備が遅れ、公営住宅建設や下水道整備などが求められている。同協議会は住環境改善を目的に今月5日に設置された。

 会議は非公開で行われた。協議会の設置要綱を話し合ったほか、早期に住民からまちづくりの要望などを聞き、例えば戸数や居住者の現状などの実態を調査、把握する方針を決めた。調査項目や実施時期などは今後、幹事会で決めるという。

 出席した国土交通省近畿地方整備局の勝又賢人住宅整備課長は「できるだけ早く住民と接点を持ち、地元の総意を知りたい」と話した。



》公営住宅建設や下水道整備

と並列させてるように読める辺りは、「おいおい、えーんか?^^;」と思いますが、雨水対策で抑制施設、貯留池を盛り込んどけとか、絵を沢山書かないとね。ウトロの周辺地域を含めた実態調査になると、みなの理解も深まるでしょうねぇ。

2007年12月14日金曜日

[news] 動き出すウトロ問題/京都新聞 特集

京都新聞「電子版」の「政治・社会アーカイブ」で、ウトロの記事を up しはったようです。ごくろうさま。



-----

二十年にわたるウトロ地区の土地問題が解決に向けて動き出した。日韓の支援を得て新たなまちづくりへ踏み出そうとする住民たちの歩みと、今後の課題を追う。(南部支社取材班)

「まちづくり」「協議の行方」「決断」「第二の故郷」「海峡を越えて」

2007年12月12日水曜日

12月9日「さあ!新しい町づくりへ ウトロ報告集会」当日資料(pdf)

<京都>ウトロ地区の土地問題 町づくり支援を報告


ABCニュース (12/9 18:28)

宇治市のウトロ地区の土地問題で、地元住民らに対し、韓国政府や国が町づく り支援に踏み出したことなど、問題解決に向けた動きが報告されました。

きょう午後開かれた「ウトロ報告集会」には住民ら200人以上が参加しました。ウ トロ地区は、戦時中に飛行場建設に動員された在日韓国・朝鮮人が土地所有権のない まま住み、地権者から立ち退きが求められていましたが、今年10月、韓国政府の支 援で、地区の土地半分を5億円で買い取る契約が地権者と結ばれました。金教一代表 理事は、「ウトロ土地問題は韓国政府の支援により、解決に向けて大きく進み始め た。暗闇の中であえいでいた時期を思うと想像できない」と話しました。ウトロ地区 問題については国も今月、街づくり支援に向けて動き始めています。


-----

2007年12月9日
「さあ!新しい町づくりへ ウトロ報告集会」





取り急ぎ、12月9日の集いの配布資料(PDF)を貼っておきます。

-----

ウトロに関する年表は、上記「配布資料PDF内」に最近のものがある他、以前のウェブサイト内「■ 年表 1937.05 ~ 2006.06」にもあります。

-----

「韓国の方々や有志の方から頂いた援助資金を、私有地、自己所有地、私物に活用するということは果たしてどうなのか」という問題に対して、「援助資金を私有地獲得の資金としては活用しない。公的なものに活用する。土地を購入したい者は、開発が終わったのち改めて自己資金で行う」というような苦渋の選択を住民がした背景(数世帯を除く殆どの住民が納得)、経過など、詳しい説明がありました。よくぞここまで! 本当に関係者の皆さんの頑張りに頭が下がります。あと5億まで5000万だそうです。

久しぶりにプゥウィウォンヂャンのお顔を拝見できたり、KIN の頑張りに涙したりと、今までの集まりと違う雰囲気もありました。3歳の息子もよく頑張りましたが、、、すいません。

2007年12月6日木曜日

[news] 国交省や京都府など検討協設置

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200712050092.html
asahi.com

「ウトロ地区改善協議会」を設立 国交省、京都府など


2007年12月05日

戦時中の飛行場建設に携わった在日韓国・朝鮮人らが住環境の整備が遅れた状態で暮らしている京都府宇治市のウトロ地区について、国土交通省と京都府、宇治市が5日、「ウトロ地区住環境改善検討協議会」を設立した。今後、地区の実態調査などを進め、必要があれば住民と直接話し合う場も設けるという。

 同地区をめぐっては、住民らが10月末、韓国政府の支援表明などを踏まえ、立ち退きを求めていた地権者から土地の半分を買い取る契約を結んだ。同協議会では、住民らが求める公営住宅の建設や上下水道の整備など街づくりの進め方について話し合う。

 前日に同地区を視察した国交省の小田広昭住環境整備室長は会合後、「排水環境が特に劣悪だった。一刻も早く解決させたい。国としても事業制度の運用方法について知恵を出す」と話した。



-----

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007120500082&genre=A2&area=K20
京都新聞NETニュース

ウトロまちづくり支援へ一丸
国交省や京都府など検討協設置



(写真:協議会設置のため、話し合いを始めた国土交通省と近畿地方整備局、京都府、宇治市 の四者(午前10時、京都市南区のホテル))

 在日韓国・朝鮮人が多く住む宇治市伊勢田町ウトロ地区の土地問題で、国土交通省 と京都府、宇治市は5日、生活環境の整備など同地区のまちづくりの支援策を合同で 協議する「ウトロ地区住環境改善検討協議会」を同日付で設置した。国が同問題の解 決に向け直接関与するのは初めて。

 協議会では、地元住民が希望している公営住宅建設や上下水道の整備を含めどのよ うな支援が可能かを、今後の住民からの要望を踏まえ検討する。

 協議会は国交省、同省近畿地方整備局と府、市の4機関で構成。委員は国と府の担 当部局トップと宇治市副市長の4人が務めるほか、幹事会を設け、支援内容に応じて 関係機関・部局のサブメンバーを加える。

 同日午前10時から4人の委員らが出席して設置準備会を京都市南区のホテルで開 き、同問題をめぐる経過や組織の構成、運営に関する基本事項などを確認。同日付で 協議会の正式な発足とし、今月中に幹事会を開いて課題整理の作業を始めることを決 めた。

 会合後の会見で、国交省の小田広昭住環境整備室長は「戦後補償ということでな く、住環境整備として取り組む」と説明。川端修宇治市副市長は「地区の課題を把握 する実態調査を可能な限り早い時期に行いたい」と話した。

 ウトロ地区では、住民らが立ち退きなどを求められていたが、土地購入に韓国政府 の支援が得られるめどが一定ついたことで10月下旬に地権者と売買契約を締結。こ うした動きを受け、山田啓二京都府知事と久保田勇宇治市長が先月20日に冬柴鉄三 国交相と面談し、合同で支援策を協議する組織設置と、国の特別支援を求める要望書 を提出、その場で協議会設置に合意した。

-----

準備会、どんな雰囲気だったんやろなぁ。「やれやれ」ってところだろうか、「たんたんといきましょ」ってとこだろうか。すごいところへ来たもんだ。

「国の特別支援を求める要望書」の中身はわからないのかな? なんの枠?

2007年12月4日火曜日

12月9日、ウトロ報告集会/有限責任中間法人ウトロ町づくり協議会

お知らせ郵便ハガキ

さあ、新しい町づくりへ!
ウトロ報告集会



12月9日(日)午後1時30分

於 :ウトロ南隣 城南勤労者福祉会館
内容:近況経過報告 ウトロ町内会
挨拶予定 ウトロ国際対策海外(ソウル)

ウトロ町内会は、昨年以降、土地所有者である(有)西日本殖産と土地買収に向けた交渉を続けてきましたが、9月以降土地問題解決に向けた急速な展開がありました。

  • ウトロの土地半分3200坪の売買契約の締結
  • 韓国政府の30億ウォンの支援金予算の国会上程(審議中)
  • 国土交通省、京都府、宇治市三者による対策組織の立ち上げ
  • 在日コリアン一世からの4000万円の匿名寄付


等々、土地問題が起こってから約20年、ようやく日韓両政府・日韓市民による解決への道筋が見えてきました。

つきましては、この間の報告及び今後の新たな町づくりに向けた方向性をともに考えるため、来る12月9日上記のように「集会」を開催いたします。一人でも多くのみなさんのご参加をお願いいたします。

主催:有限責任中間法人ウトロ町づくり協議会(代表理事 金教一)
共催:ウトロ町内会・ウトロを守る会

宇治市伊勢他町ウトロ51

-----

「最高裁の立ち退き判決から7年、「いつ強制執行が来るかわからない」。そんな中でウトロの住民は暮らしてきました。今、ウトロには、オモニ、アボジたちの笑顔があります。

まだまだ、課題は山積みですが、「眠れない夜」はひとまずなくなりました。

これからも町づくりへの支援をお願いします。(Y)」